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【勉強が苦手】オンライン塾のメリット・デメリットを、プロ講師が解説

「うちの子は勉強が大の苦手。でも塾に通わせるのは大変…。」

そんなお悩みを持つ保護者の方々にとって、オンライン塾は非常に魅力的な選択肢のひとつです。

ここでは、勉強が苦手なお子さんにとってのオンライン塾のメリット・デメリットについてご紹介します。

オンライン塾のメリット

①スケジュールの自由度が高い

オンライン塾は、ネット環境があればいつでもどこでも学習ができるため、スケジュールの自由度が非常に高いです。

学校から帰ったあと学習することもできますし、休日にまとまった時間を使って学習することもできます。

これは、塾に通うのが難しい子どもにとっては非常にありがたい点です。

②講師の選択肢が多い

オンライン塾は、全国どこからでも受講可能なため、講師の選択肢が豊富です。

ただし、どんな講師が在籍しているかについては要注意。対面型の塾や家庭教師と同様に、オンライン塾の講師もアルバイト採用であることがほとんどです。

勉強の苦手なお子さんにとって一番大事な時期は、指導を開始して2〜3ヶ月。

この大切な時期を任せる先生は、慎重に選ぶ必要があります。

講師の見極めについては、別記事にまとめます。

③リーズナブルな価格で受講できる

オンライン塾は、通常の塾に比べて料金がリーズナブルな場合が多いです。

ただし、リーズナブルな価格に魅力を感じて入ったオンライン塾で成績が上がらなければ本末転倒。

「経済的に難しい」という場合には、「本当に大事な時期だけは価格よりも質を重視し、そのあとリーズナブルなオンライン塾を検討する」という方法をおすすめします。

④安心して学習できる

オンライン塾は、自宅のパソコンやタブレット、スマートフォンを使ってカメラ越しに先生と対話をする形式が多いため、対面で話すのが苦手なお子さんでもリラックスして学習を進めることができます。

また通塾の場合は、集団指導・個別指導に関わらず「周りの音が気になって集中できない」というお子さんも多いのに対し、オンライン塾は子どもが緊張することなく学習に集中できるという面があります。

小学生オンライン塾のデメリット

①インターネット環境に左右される

オンライン塾は、インターネット環境が必要です。

不安定な環境だと、音声や映像の乱れ、授業が進まないといった問題が起きることがあります。

オンライン塾ではパソコンやスマートフォンが必要不可欠です。そのため、テクノロジーへの依存が深まる可能性があります。また、長時間の画面操作による目の疲れや身体への負担も懸念されます。

②生徒同士の交流が少ない

オンライン塾は、生徒同士が直接会うことができないため、交流が少なくなることがあります。

友達と一緒に勉強することの良さや、コミュニケーション力を身につけることは難しいかもしれません。

③自己管理能力が求められる

子どもたちにとっては、自主性ややる気が問われる学習方法であるため、保護者や教師のサポートが不可欠です。

④集中力が持続しにくい

オンライン塾では、

・カメラ一台のパターン(お互いの顔だけを写し、手元は映らないパターン)

・カメラ二台のパターン(お互いの顔、手元両方を映すパターン)

の2種類があります。どちらにしても、直接授業の場合に比べると、集中力は持ちづらいと言わざるを得ません。一コマ分の授業時間は、お子さんが集中できるだけの時間にしてもらいましょう。

さいごに

オンライン塾を検討する際には、そのメリット・デメリットを十分に理解した上で、ぜひ最適な選択をしてください。お子さんが、自分のペースで楽しく学習できることを祈っています!

ABOUT ME
Asuka
学習支援塾ココペース代表。 神戸大学発達科学部卒業。中高教員免許一種(音楽)取得。発達障害グレーゾーン(ADHD, ASD, LD)のお子さん、勉強のニガテなお子さんを対象に、学習支援をしています。