成績が上がらない原因3つ
原因① お子さんの個性に合った教え方ができていない
お子さんにはそれぞれ、得意・不得意があります。
例えば「耳で聞く情報を理解することが難しい」「集中力が続かない」というお子さんの場合、先生が丁寧に解説をしてくれる授業は向いていませんし、「文字の読み書きが極端に苦手」というお子さんに通常の計算スペースしかない教材を使って教えても、指導効果は上がりません。
・お子さんの得意、不得意について、塾・家庭教師の先生に共有し、指導方針について話し合う
・勉強に苦手意識の強いお子さんや、発達障害グレーゾーンのお子さんの指導経験が豊富な講師を探す
原因② カリキュラムの構成やスピードが合わない
マンツーマンで教えてもらえる個別指導塾や家庭教師においてさえ、カリキュラムがお子さんに合っていない場合があります。
学校によって使っている教科書会社はさまざまで、学習する単元の順番が異なりますから、集団指導塾においては尚更です。
勉強の苦手なお子さんにとって、「先生と一緒に頑張っているのに成績が上がらない」という経験は、「私にはどうせできない」といったマイナス思考を生んでしまいます。
・集団指導塾に通っている場合は、個別指導への切り替えを検討する
・すでに個別指導塾や家庭教師に指導してもらっている場合は、カリキュラムの方針について話し合う
原因③ 反復学習の環境づくりが出来ていない
「学校や塾で勉強してきているはずだが、宿題で分からないところが多く、結局親御さんが手伝っている…」そういったことはありませんか?
自宅学習が苦手なお子さんの場合、そもそも宿題に取り組み始めるまでに時間がかかる、取り組み始めても途中で気が散ってしまい時間がかかりすぎる、というケースが非常に多いです。
いくら質の高い指導であっても、指導時間よりも自宅学習の時間のほうが圧倒的に長いのですから、反復学習のできる環境を整えなければ成績アップは難しくなってしまいます。
・宿題に取り組む時間帯を決める。宿題を毎日やることに結びつけてしまうのがおすすめ(例えば、夕食の前、お風呂の前、など)
・勉強机の環境を整える(目に入るものが多すぎると、そちらに興味を奪われてしまうケースが多い)
さいごに
今回はお子さんの成績が上がらない原因と対策をご紹介しましたが、実際に改善するまでの道のりは大変なことも多くあります。親御さんのサポートだけでは難しいと感じた場合は、お子さんの状況に合わせて専門家に相談してみるのも良いでしょう。