この記事では、子どもを伸ばす上手な褒め方について解説します。
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「結果」ではなく「プロセス」を褒める方が伸びる
「能力」ではなく「努力」を褒める、とも言い換えられるでしょう。
例えば、テストで良い点を取れた子どもに対して、以下2パターンの声かけを比べてみましょう。
褒め方パターン①
褒め方パターン②
この2パターンの褒め方は、それほど変わらないように見えて全く異なります。
パターン①では「結果」を褒めているのに対し、パターン②では「プロセス」を褒めていることにお気づきでしょうか?
実はこの違いが、子どもの伸び方に大きな違いを生むのです。
プロセスを褒めた方が良い理由とは?
プロセスを褒めた方が良い理由は、「つまづいたときに、子どものやり抜く力に差が出るから」です。
①のように褒められて育った子どもは、問題を解く際に自分の「能力」で判断するようになりやすいため、難しいテストでは「才能がないから解けないんだ」と諦めてしまう傾向が強くなります。
それに対し、②のように褒められて育った子どもは、テストの難易度にかかわらず、粘り強く取り組む傾向が強くなります。また、たとえ悪い点数を取ってしまっても、「自分の努力が足りなかったせいだ」と考えるようです。
子どもを褒めるときの大切なポイント2つ!「具体的に」「すぐに」
①「具体的に」子どもが達成した内容を挙げる
「勉強をよく頑張ったんだね」ではなく、「今日は1時間も勉強できたんだね」というように、頑張ったことをなるべく具体的に褒めてあげましょう。
②定着してほしい行動について、「すぐに」褒める
褒めることを先延ばしにするのは、あまり良い方法とはいえません。なぜなら、子どもが「何に対して褒められているのか」ということを理解しづらくなるためです。
良い行動が見られたら、なるべくすぐに褒めてあげることを心がけましょう。
ある行動に対して褒められるという経験を重ねると、その行動はだんだんと強化・定着していくはずです。
「褒める」と同時に「結果を出す」ことが大切
ここまで、「結果よりプロセスを褒める」ということを書いてきましたが、とはいえ結果が全然出ないのに頑張り続けられる子どもはいません。
「プロセスを褒める」を実践しつつ、最速で「結果」を示す。これが効果的です。
最速で「結果」を出す方法は、こちらの記事を参考にしてください。